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人類史上最古のスポーツは、なんだと思いますか?
実は、格闘技なのです。聖書を開いてみると、ユダヤ12部族の祖であるヤコブと神が、夜を徹して闘うシーンが登場します。その結果、神はヤコブを祝福し、彼にイスラエル(神と闘って勝つ)という名前を授けるのです。つまり、古代より人類には精神と肉体の双方の鍛錬が求められてきたわけです。
話は飛びますが、かつて私は伝説的な武道家に何人かお会いしてきました。その中でも精神と肉体の双方を徹底的に鍛え抜いたある人物のことがどうしても頭から離れません。先に述べた、ヤコブもこのような人ではなかったかと思われるほど、その人は強烈なオーラを放っていたのです。それが極真カラテの創始者・故大山倍達総裁でした。総裁は、そのとき何人かの支部長や弟子の名前を挙げ、「中見さん、よろしく頼みますよ」と言われたのを今でも思いだします。
テレビゲームやアニメ、さらにはK-1を中心とした格闘技ブームといわれる風潮の中で、ただ単に目先の強さだけがもてはやされていますが、大山総裁はそのとき私に対してこのようにも話されました。
「あのね、体だけじゃダメなんだ。動きがいくらよくてもね、心の動きの鈍い奴はダメだ。強くならないんだよ。なぜならね、世界に出て行ったときに通用しないんだ。倒さなきゃならない時もあるし、教えたり、諭したりしなければならないケースもあるんですよ。中見さん。キョクシンはね、スポーツではない。史上最強の武道なんだ。だから心。心も大事なんですよ」
日本が世界に誇ることができる武道とは何か?
それを模索するために、このコーナーを開始したいと思います。その第一弾として、2001年1月、私は極真カラテの後継者・松井章圭
現館長にお会いし、まずは21世紀における極真の目指すところや荒れていく若者に対するメッセージなどをインタビューしたいと思います。
そしてその後、史上最強から、やがて史上最高の武道を目指しているであろう松井館長とともに前進していく全国の支部長の皆さんのご活躍ぶりをご紹介したいと考えております。カラテという一武道を超えて、日本とは何か?
あるいは、日本が世界に誇ることができるものは何か? 武士道とは何か?
そういうことをこのコーナーで読者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。どうぞお楽しみに
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