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『不易流行と武士道 令和元年
〜ウイルス療法次のステップへ!〜』

 この度の台風被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 一日も早い復旧と日常の回復をお祈り申し上げます。

 さて藤堂具紀教授(東京大学医科学研究所)のウイルス療法の話題を先日からお届けしております。今回は、その続報です。

 その藤堂教授のG47Δに対するPMDA幹部の発言について義憤に感じられたがん患者の方がPMDAに『G47Δに抗がん剤同様に二重盲検を迫っているのは本当か』と確認したところ、PMDAから以下の回答が寄せられたとのお話です。

 引用します。

『個別の医薬品の承認申請を含む開発状況等については、企業秘密に該当いたしますので当機構(PMDA)からのお答えはいたしかねますが、PMDAにおける承認審査業務は、科学的根拠に基づき実施していますので、ご指摘のURLに記載のような事実はございません。』とのことです。

 つまりPMDAはPMDA重鎮の発言はなかった、と正式に回答したのです。

 私はこれを聞いて安心しました。

 であればG47Δに対して、二重盲検なしで申請があれば承認に向けて検討に入るということです。

 PMDAの皆さん誠にありがとうございます。
 がん患者の皆さん! これでまた一つ扉が開くことを期待しましょう。

 また患者の皆さんが声をあげられたこと、行動を開始したことに私は心より敬意を表し、私自身も今は重鎮の方の発言が幻であったことを信じて更なる吉報を待ちたいと思います。

 そこでPMDA重鎮にアドバイスです。今後二重盲検をG47Δに要求して、私の取材が正しかったということを証明していただく必要は一切ありません。念のため。

 私はこういう状況になることを実は待っていたのです。

 それでは、いよいよ、申請の本丸にカツを入れましょう。

 PMDAが二重盲検をG47Δに強要しないと表明した以上、デンカ生研の皆さん。

 ただちに申請を急いでください!
 あなたたちの向こうには多くのがん患者の皆さんが、一日千秋の思いでG47Δの申請を待っていることを決して忘れてはなりません。

 一時、デンカ生研側がPMDA重鎮の二重盲検発言等に恐れをなして申請に踏み切らないとの情報もありましたが、PMDAがこうして否定してくれた以上、あとは生産担当のデンカ生研にボールは移りました。

 かつてデンカ生研幹部に取材した際、来年の3月か4月に、などと呑気な話を私にしましたが、そんな場合ではありません。
 次のステップに向けて一日も早く申請への態勢を固めてください。

 安全に迅速に。そしてジャパンファーストで!

 さて一部の緩和医療の先生にお伺い致します。
 時折、これまでご自身の緩和医療に辿り着いた方々はすべて自由診療や代替療法を受けてこられた方であるかのような発信をされている方がおられます。

 しかし、果たして、その方々が受け入れてこられた患者の皆様はすべて代替医療の犠牲者であって、標準治療が尽きてこられた方々は皆無なのでしょうか。実態を知っている方々からすれば違和感を覚えるのは当然です。今後は医療者の、こうしたSNS配信に対しても厚労省にガイドラインの作成を検討いただきたいと考えております。

 同時に今一度、SNS配信を得意とされておられる医療者の皆様にも冷静な情報発信をお願い申し上げます。すでに患者の皆様からこうした医療者の過激過剰なSNS配信を疑問視する声が複数『がん患者110番』に届いております。

 なお今後は、理不尽な対応を医療機関内で受けておられ、誰にもご相談できずにお1人でお悩みの医療機関者や医療界を改革したいという思いを私共にお寄せいただくために『がん医療者110番』の開設も検討して参ります。

 ご多忙と存じます、どうぞ皆様ご自愛ください。

 追伸、実は『がん患者110番』にがん患者の方に対して標準治療をやらないからマーカーが上昇したのだ! と罵声を浴びせたり、人格や闘病生活そのものまで否定する心ない発言者がいることを通報いただきました。

 被害に遭われていたのは、すい臓がんサバイバーのハマリョウさんです。
 ハマリョウさんのブログの『ハマリョウの膵臓がん初回手術から9年、2度の再発再手術を乗り越え元気に生きていますが…』(https://ameblo.jp/hamaryo201404/)の『いつ、変えるかそれが問題だ!』という記事をご覧ください。そのうえでコメント欄を皆さんもご参照ください。

 そこに『イオン』『匿名』を名乗る人物のコメントがあります。

 たしかに代替医療の中には悪質なものもあるのは認めます。実際にそういう業者もいるようです。そして標準治療は素晴らしいと思います。このことを否定する方もいません。

 しかし標準治療絶対主義者の中の一部の人物がこのような心ない所業を平気でするから、標準治療のイメージまで悪くなっているのです。

 しかもハマリョウさんは、現在、抗がん剤治療の副作用で苦しんでおられるさ中です。そんなときに、だから抗がん剤は素晴らしいのだ、といわんばかりの、このようなコメントを投稿して誰が一体、抗がん剤治療はやっぱり素晴らしいよね、と思えるのでしょうか。むしろ抗がん剤のイメージを毀損する敵対行為ではありませんか。

 そこで私は『がん撲滅サミット危機管理対応チーム』に、この『イオン』『匿名』を名乗る人物に対してハマリョウさんご本人から依頼があれば、そのときは徹底的に調査を開始するよう指示を出しました。

 もし、それが医療者であった場合、私が直接、厚生労働省医政局の医道審議会に通告いたします。

 ハマリョウさん。私はあなたをはじめすべてのがん患者の皆さんを応援しています。

 生きて、生きて、生き抜いてください。

 そして『イオン』『匿名』を名乗る人物にお伝えします。貴兄らは標準治療ではなく、単に抗がん剤利権を守るための『謀略装置』であることに、ようやく世間が気が付き始めた事を、やがて知るでしょう。

 何事も過ぎたるは及ばざるが如し。

 おかげ様で創立5周年祈念〜第5回がん撲滅サミット入場エントリーも順調に全国からご応募のメールが届いているようです。
 引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

中見利男拝
 
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